穴ナシ5円黄銅貨 昭和24年 PCGS(MS66+) ①

穴ナシ5円は戦後の激烈なインフレ状況下で誕生し、わずか2年製造したのみで製造がとりやめられました。日本銀行券が流通しているところに昭和23年(1948)、五円、一円の補助貨が発行されると、同額の紙幣と硬貨が並行することとなり、不便で邪魔されがちでした。結局製造高と流通高のバランスもとれなくなり、昭和24年(1949)8月に早くも改正が行われ、中央に穴をあけて量目を減らした5円が発行されることとなりました。現品はアメリカのグレーディング会社PCGS社から MS66+の高評価を取得しています。