イギリス(英国) コモンウェルス ユナイト金貨 1650年 KM395.1 S3208 NGC(MS62)

ジェームズ1世はイングランドとスコットランドの王位を初めて一身に兼ねた君主であり、各国との協調政策に尽力し「平和王」とも言われています。エリザベス1世の死去によって、ジェームズ1世がイングランド王も兼ねたことで、1604年から統合の象徴としてユナイト金貨が発行されました。1648年にクロムウェルが起こしたクーデターによってチャールズ1世が処刑され、イングランドは約11年間共和制となりました。コモンウェルスは、表面にイングランドを象徴する白地に赤い十字を描いた「セント・ジョージ・クロス」、裏面の紋章盾は左側がセント・ジョージ・クロス、右側にアイルランドを象徴する「ハープ」が描かれています。英国コインの代表格の1つですが、状態の良い品は入手が難しく、現品は色味が良い貴重な一品です。またアメリカのグレーディング会社NGC社からMS62の高評価を取得しています。MS62はPCGS社のMS63に次ぐ2番目によいグレーディングとなります。(2023年12月現在)